成功者だけが知っている必ず禁煙できるかも知れない方法n選

タバコが好きだ。祝い事があったときとか、たまに旧友と会ったときとか、景観のいい場所に来たときとか、そういう気分のいいときに吸うタバコはとてもうまい

タバコがうまいと感じるのは気のせいだとか体に悪いとかそんなことはどうでもいい。俺はタバコを吸うのが好きだ

その一方で、例えば観光に来たときに喫煙所を探し求めたりとか、行きたい店があるけど禁煙かあ…などとタバコによってスマートでないムーブを強要されたり行動が制限されたりするのがものすごく嫌い

本音を言えば、うるせぇタバコくらい好きなときに好きな場所で吸わせろという感じなのだが、タバコというのは驚くほど臭いし煙たいことは客観的事実として理解している。愛煙家だけど喫煙所の空気は嫌いだ。大自然の中で吸いたい

だから、俺の前でタバコ吸うんじゃねえ死ねゴミカスという主張は容易に理解できる。人を不快にはさせたくはない。でも一般的な嗜好品として売られている以上、これを嗜む権利を奪われる筋合いもないとも思う。みたいな議論は永遠に決着がつかないのでする気はない

問題として明らかであるのは、タバコには依存性があることだ。TPOをわきまえずに吸ってしまうことがよくない

いい気分のときや特別なとき、かつ誰にも迷惑をかけない状況下で1本だけ嗜むみたいな吸い方ができれば全ての問題は解決する

というかそれが本来の楽しみ方だったんじゃないのだろうか。それを20本入の箱なんかで売って、毎日10本も20本も吸う文化が定着してしまったのがよくない

タバコは吸っても吸われるな、という格言がある。タバコを吸うのは結構なことですが、タバコに支配されるのはよくないですよという教訓だ。正確には俺が今作ったのだが、要するにタバコ吸いてえという欲求をコントロールし、特別なときにだけタバコを嗜むスマートでダンディなオッサンに俺はなりたいのだ

だから、一生吸わないわけではないけどとりあえず禁煙することにした

そんなわけで人生で3回目の禁煙をしている。今70日目くらいだろうか

禁煙というのは、思ったよりできる。意外とできる。最初の1週間はマジでしんどい。だけど1週間超えたあたりからどうでもよくなってきて、2週間超えればほぼ成功したようなものだ

初めて禁煙する人は必ず、一生この喫煙衝動と戦い続けなければならないのでは…という恐怖に襲われる。大体の人がそれに負ける。一生ストレスを感じ続けるくらいならタバコ吸った方がいいじゃんと判断してしまうわけだ

だけど、喫煙衝動というのはたかだが1週間で消える。それを身を以て知っていると、禁煙するのは意外と容易い

禁煙ってどうすれば成功するの?という問いに対する解答は単純明快だ。タバコを吸わなければ禁煙は成功するのだ。すごい

ではどうすればタバコを吸わずにすむのか?というのも簡単だ。タバコを買わなければいいのだ。ライターも捨ててしまうとよい。アイコスerであればメルカリででも売ってしまえ

問題は、タバコを吸わなくなるタイミング。このきっかけが全てだといっても過言ではない

一番手っ取り早いのは、禁煙外来に行くことだ。タバコをやめるごときで医者にかかる自分ヤバいというプレッシャーがかかるのでおすすめ

俺の場合、不退転の覚悟で禁煙外来を予約し病院へと向かったのだが、医者がクソボケ老害で「今日は禁煙外来やってないんですわ~」などと吐かし俺がどんな覚悟で来たと思ってんだクソジジイこの場でぶち殺してやろうかと思ったけど余命が短そうだったので容赦し天寿を全うすることを祈っておいた。そして代替案として会社の同僚立ち会いのもと誓約書を書いた

なんとなく明日からタバコやめようといってやめられる人は相当意思が強い人だけだ。禁煙外来に行くとか、誰かに対して誓うとか、そういうきっかけは必要不可欠だと思う

もう一度いうけど禁煙初期は結構しんどい。シンプルに眠くてダルい。Twitterに禁煙成功(タバコを日常的に欲しなくなることとする)までの気分の変遷をメモっておいたので参考にされたい

こんな感じだった

また、減煙はなんの意味もないことを付け加えておく。1日2本しか吸わなかった!とかは無意味。ある日突然0本にするしかない

そして

こうなった。なので友人と会い気分のいい夜などにたまに吸っている

1ヶ月ぶりにタバコを吸ったとき、次の日めちゃ吸いたくなったらどうしようかと思ったけど全然平気だった

禁煙マニュアルにあるような「1本でも吸ってしまったらアウト」みたいな言説は嘘だ。喫煙衝動をコントロールして、タバコを楽しむことは可能だ

かくして、俺は特別なときにだけタバコを嗜むスマートでダンディなオッサンになれたわけだ。問題は、たまにタバコを吸うときはもらいタバコをするか1箱買って1本だけ吸って捨てる(持ち歩いていたら雑に吸ってしまいそうなので)しかないということだ。どこもスマートではなくてウケる

 

東京都内では2020年から原則飲食店内は禁煙になるらしいし、屋外喫煙に対してもより風当たりが強くなっていくだろう

タバコの性質上仕方ないことだし、いずれは完全消滅してもなんら不思議はない

だけど、安居酒屋で1人でタバコ吸ってるくたびれたブルーカラーのオッサンとか、その辺の道端でタバコ吸いながら井戸端会議しているジジイ共とか、路地裏でこそこそタバコ吸ってる高校生とか、そういう原風景的なものが失われようとしていることは、なにかこう、物悲しいものがある

そう感じるのは、俺がニコチン中毒者であるからだけなのだろうか

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